2013年7月15日月曜日

購買意欲               S.UENO

ある研究所の調査によると、アベノミクス効果で、今年の夏のボーナス商戦は昨冬に比べ大きく改善する形となるそうです。

ところで、昔と比べ消費者、特に若者の購買意欲が下がったと言われて久しいですが、これは果たして景気の問題だけなのかと、最近少し考えるようになりました。

確かに景気が悪いせいで給料が上がらなかったり、将来に不安があったりで、家や車など大きな買物がしにくいということはあるでしょう。

しかし、そんな中でもスマートフォンだったり、ソーシャルゲームだったり、AKB48だったり、桁違いに景気のいい話も同じ日本の中で起きているのも事実です。

総量としての家計内住宅投資額が減っていた一方で、一部の超高級マンションは発売と同時に売り切れたりもしていました。

そんなことも考えてみると、実はモノが売れないのは景気が悪いせいだけではなく、売る側の我々商売人が、お客様が本当に欲しいモノを提供できていないだけだったのではないかとも思えてくるのです。

もちろん景気が背景にあって、消費者の欲しいものが変化していく(例えば、安い使い捨てから、高くても長く使えるものを買うとか)といったことはあるでしょう。

それでも、お客様のニーズの変化を捉え、柔軟に対応しマーケットに合った商品を提供し続けてこそ、商売人といえるのではないでしょうか。

そして、その為には今世間で繰り返し言われている「規制緩和」が大きなキーなのだと思います。

今度の選挙では、その辺の視点も持ちつつ、素晴らしい政治家を応援したいと思う今日この頃であります。

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