2015年9月8日火曜日

セカンドオピニオン            S.UENO


遂に50歳の大台にのってしまった!と、何かに付けて話のネタにして過ごしていますが、気が付けば既に2か月が過ぎようとしています。

50を過ぎると時間の経つのが早いと、誰かに言われた事がある様な気がするが
「まさに!」と感じる今日この頃です。
そこで、ゲン担ぎが好きな私のかなり笑える(怖い・・)話をご披露したいと思います。

50歳の誕生日を迎えて間もない81日の土曜日に小学校の同窓会があり、同級生の経営するお寿司屋さんで、恩師をはじめ沢山の同窓生たちと、久しぶりに(いつも?笑)深酒をして、一部記憶を無くすくらいに楽しい時間を過ごしました。
その日はどうやら乗合でタクシーを拾い、帰宅した様子で・・

翌朝、お昼くらいに漏れなく二日酔いで目覚めると、右のわき腹と背中あたりが、もの凄く痛い・・
「酔っぱらってどこかにぶつけたのかなぁ?」なんて思いながら、その日は二日酔いと戦いながら過ごしたのですが、翌日目が覚めると、昨日よりも更に痛い・・
いや、起き上がろうとすると激痛が走って動けない・・・

取り敢えず、同窓生に連絡をして「当日は俺、何かみんなに迷惑掛けた?」と恐る恐る当日の状況を探るも「いつもの様に楽しく飲んで、一緒にタクシーで帰ったよ」との事。
「わき腹あたりが痛いんだけど、倒れてどこかにぶつけたりしてなかった?」との問いにも「全然そんな事なかったよ」との事。

おかしいなぁと思いつつ、近所のクリニックへ行き、痛みと前日の状況を説明。
早速、レントゲン撮影と内臓疾患の可能性も考えて血液検査を行う。
しかし、何も以上ありません!との結果。
取り敢えず、ベッドに寝かせてもらい、久方ぶりの痛み止めの座薬(笑)と点滴をするも、痛みは一向に治まらない。

今日の所は、痛み止めを処方するから様子を見ましょうとの事なので、しぶしぶ帰宅し安静にしていたのだが、翌日目を覚ますと、ますます痛い!痛み止めも眠たくなるだけで効かない・・・
仕方なく当日の予定をキャンセルして、再度病院へ・・
恥ずかしいので、看護婦さんにはいつものノリで「生霊にでも憑りつかれてるんですかねぇ?」
看護婦さん「何か身に覚えでもあるんですかぁ?」なんて苦し紛れの会話をしながら、診察するがドクターは「神経痛かなぁ?」なんて言いながら、大袈裟なんじゃないの?と言う感じを漂わせながら、そこまで痛いならしょうがないから、もう一度レントゲン撮影と痛い箇所のエコー検査をしましょうとの事で、検査をするが、またまた「何も異常はありません!原因はわかりませんが、これ以上出来る事は無いので、様子を見て下さい」・・・

何なんだろう?本当に生霊にでも憑りつかれたのか?(笑)・・だんだん不安になっていく自分・・

誰にも言えず、数日間痛みと戦いながら半ば諦めムードで、様子を見ていると、姉から電話があり
「あんた!原因がなくてそんなに痛いなんてあるわけないんだからA病院に行ってもう一度見てもらいなさい!」
うるせぇなぁと思いながらも、(のちに家族の大切さを知る事となる・・笑)
紹介のA病院に行き、念のためレントゲン撮影をして診察室に入り、血液検査の結果をみせながら、今までの経過をお馴染みの弾丸トークで話していると、
「分かりましたが、肋骨が2本折れてますからそりゃ痛いですよ!」だって・・
「はっ?」とレントゲンに目をやると、きれいに2本折れてるではないですか!

そして私は原因が分かった嬉しさと、恥ずかしさでうつむき加減でコルセットと湿布をもらって帰宅し、痛みは残れども心身ともに復活し、現在に至るわけですが、改めてセカンドオピニオンって大事ななぁと思った間抜けなお話でした。

しかしながら、肋骨骨折ですから、これと言った治療もなく湿布をして安静にしているだけで、じきに完治する訳で、もしA病院に行かずに原因が分からないまま完治していたら、私の心はどうなっていたでしょう?(爆笑)

いずれにしても、酔ってどこにぶつけたかは未だ不明な訳で、これを機会に50歳らしい生活を、今度こそ送らねばと思う出来事でした・・

皆さんも何事も諦めてはいけません!自分を信じて妥協しないで生きましょうね!

PS 骨折していたことを1件目の医者に報告に行った時の笑話は、次回の例会でご披露します!