2022年12月26日月曜日

この一年間、内面の振り返り       SHUJI

今年も残すところあと1週間  年々1年間が早く過ぎていくと感じるな  何かで読んだことがあるが  10才の子どもの1年間は生きてきた人生の10分の1 の時間の感覚  60才の1年間は生きてきた人生の60分の1の感覚だそうだ  そう考えると年々1年間が早く過ぎていくという感じはあながち間違ってはいない…というもの   赤ん坊や幼児の1年間という期間の成長ぶりは凄いものがある  しかしながら  大人になり同じ時間の1年間の自分の成長ぶりは…と考えるとゾッとするものがある   人間本来のポテンシャルからすると、もっともっと成長や吸収が出来ていてもいい気がする…  そこはただただ反省かもだが、目に見えないところは強化されてる部分もあると思いたい   最近 自分の考え方や思うところは、以前のそれとは違ってきている気がする  考える内容もその過程も落とし所も、以前のそれとは違う  それが良いか悪いかは定かではないが…   今まではアゲンストの風をあまり気にせず発言や行動をわりとして来た方ではないかと自分では思うが  ここ最近はあえて矢面に立つ事を選ぶことも減り、他人との関わり方も意外と質素にするようになって来た  関わる人の数が多ければ多いほど、良い事も悪い事も感じたり観たりしてしまい自分の問題として感じてきたところがある  そういうことへの捉え方が少し変わり、関わり方も考え方も変化しつつあるのかもしれない  ただ人との付き合いを絶ったわけではなく、あえて自分から入っていかないという以前のスタンスが少し増えたという感じ   十人十色…そんなことがやっと腑に落ちてきたのかもしれない  それで他人の考え方や捉え方を尊重しようと思えるようになったのかも…この歳で(笑)   時間や人間関係や仕事や…諸々のことを全て抱え込み、スケジュールがいっぱいになっていると働いてる感があった昔とは今の感覚は大きく違う  時間的な余裕に重きをかなり置いていて、スケジュールに追われないことに喜びを感じる  無論仕事は第一で考えるが、入れなくても良かったり自分でなくても良かったりすることは、任せてしまうことが増えた  そこもまた忍耐力のトレーニング中ではあるが…  またそれはそれで今後を楽しみたいところではある   心と身体と経済力の健康のバランス  このことがとても大切に思えて、あえて関わらないことを選ぶときもある、遠まきに観ていたり触りに行かなかったり  ただその分、個人的に話しに来てくれたり相談を受けることは増えている、それはそれで大事なことでもありありがたいこと  健康ということにより謙虚に向き合おうと考えられるようにもなった   コロナ禍で得たものと失ったもの…  コロナの時代は考え方も大きく変わる要因になったと思う  生活していくうちにたくさん溜まってしまう人生のコレステロールのようなもの  それがコロナ禍によって、よりシンプルに必要か否か…選択せざるを得なくなり  しっかり観てみると必要だと思っていたものが、そうでなかったりすることも多かった     その中でホントに大事なものや人に光が当たり、観やすくなって来た感じがある   うちは出店して今年で36年目に突入している  約33年間はどんな大雪でも台風でも店を休むという選択肢はなかった  とにかく1人のお客様でも来ていただけるならと店を開けていた、半ば根性やミッションと考えて  それはスタッフにも社風のように擦り込まれて行ってありがたいことに実践してくれていた  良く当社は社風で風邪引かない!と笑い話になることがある、確かに今回のコロナでも正社員は1人もコロナ罹患はない  ある種一昔前の学生の運動部のような感じもあった   ただコロナ感染症が猛威をふるってからはその感覚にも変化が起きた  飲食店である私達に営業時間の短縮要請や1番の稼ぎ頭である商品のアルコール類の提供にもストップがかかった  店休をせざるを得ないこともあったし、営業時間の短縮など全ての指導に従った  なんとかやり過ごし今日まできたが  その中ではいろんな変革がなされたし、多くの学びもあった  そしてアフターコロナとして  新たな営業スタイルができてきて、当店にも目に見える変化もあった   仕事も個人の感覚も  平穏無事の中にどっぷり浸かっていると感覚は鈍る  鍋の中の茹でガエルではないが  コロナ禍前のままでいたらどうなっていたのか…  確かにキツイことの方が断然多かったが  だからこその発見や発案という学びはとても多かった   今年1年を振り返ると  やれること、やり残した事はめちゃくちゃ多く情けなさや反省もたくさんあるが  劇的な衝撃や荒波に揉まれる事で練れてきたところもあり、そこは褒めたいところでもある  まぁなんとか耐えて踏ん張った感もある  一番はスタッフの頑張りでしかないが  だから大切なものをしっかり観ることの重要さを知れた   来年はどんな年になるのか、するのか  当会も変化をして本当に当初の趣旨を理解し共有出来る者たちによりリスタートするのではないかと思う  年々1年間が短くなるメンバーとその中でいろんな価値観や考え方を変えていきながら練れて行けたらそれはそれでまた楽しいかと   日頃は特別に何も気付かず…  イケイケで走ってる時は感じず、ふといろんな逆境下のときにズシーンと気付けたりわかったり  まぁとにかく  生きてること生かされてることにまずは気付き  感謝の目で周りを見渡すことが第一だろう      そう考えると  コロナ禍ってのも意味のある経験だったと  今はほんの少し笑いながら言えてきた気がする