2014年11月3日月曜日

コンプライアンス Yuji.H

昨今、ブラック企業や労働裁判などニュースなどで良く耳にする様になりましたが、私も会社を成長させる為には、コンプライアンスや労働基準法との問題取り組みがとても大切であると、当たり前の事なのですが最近特に常々感じる様になりました。

新しい事業を始める事も雇用を増やして事業拡大する事も新規企画があれば後は実行するのみですが、そこには必ず人が関わります。今までは企画ありきでスタートしていた部分も多々ありましたが、そこで無理難題が発生し労働問題も少なくありませんでした。

現代ではネット等でいつでも何処でも簡単に誰でも調べられる様になったので、経営者としては厄介な世の中になったなぁと最近まで思ってましたが、従業員に言われる前に処置をしなければ本当の意味での良い会社とは言えないと今になって気がつく事ができました。

今までは有給が中々取れないや、残業代が規定以上は何故払われないのかや、弊社は特に残業代等の設定が難しい建設業であり、人数も60名を越してくると色々な社員がいて、何も言わない社員もいますが、影で文句を言う社員もいて、私は素直な社員の方が可愛く思ってきましたが、最近は文句や意見を言う社員の方が会社を良くする貴重な人材だと考え方が大きく変わってきました。

今着手している事は有給の問題です。正社員は当然取得させてますが、職人、パート、アルバイトさん達も法律では有給は取らせないといけない事です。彼らは稼ぎたくて弊社に就職し、しかもシフトを組んで都合の良い日に働いているにも関わらず、しかもただでさえ人出不足の状況の中、更に月に1〜2日休ませて有給とは到底理解できませんが、理解出来ないとか私の考え方はどうでも良く、世の中の法律で決まっている事は守らないとならないと今更気がつきました。

全て法律通りやると膨大な賃金を支払う事になるので特に中小企業は大変だと思いますが、世の中で決まった法律を守って更に利益を出す会社でなければならないと最近は強く思います。

私の古くからの友人で全国に数百店舗展開している有名な今流行りのメガネ屋さんの社長がいるのですが、先日都内で朝までこの件で語り、考え方が一致しました。

社員の不満を満たす事は永久に無理なことで、不満を解消してあげてもまた新しい不満が発生し、不満をゼロにする事は不可能だということ。
それよりも法令やコンプライアンスを一番に遵守して、社内規定や昇給制度、査定規定等を明確にし、それを全社員に対し公平平等にアナウンスし、見える化する事が従業員が良い会社に働いているという実感が起き、その結果、離職率も減り、優秀な社員も雇用でき、社員の人数に関係なく満足度を与えるのではないかという結論に達しました。

会社の発展は従業員満足度を上げることだと強く思う今日この頃でした。