入院していた母親が帰ってきた。
6年前に父親が亡くなって、一人暮らしになってから悠々自適に
三味線、民謡、カラオケまで人生を謳歌していた母が数年前転んで骨折入院。
この入院から始まった、痴呆・・・
実はこの後、2回の骨折入院。
実家に帰ってきたときにはさらに進んでいた。
姉と二人で覚悟を決めて、お互い協力して介護しよう・・・と
決めてはみたが、幼いころから姉から奴隷のように扱われていた私が
やはり中心となっていた。
そろそろ退院と決まってからは、とにかく片付け。
捨てた捨てた何でも捨ててやった。
帰ってきて何を言われようがとにかく捨てた。
この壮絶なる片付けで分かったこと・・・
父親のものが一つもない。
着るもの、小物、まさかの湯もみ茶碗まで。
酷いのが私が子供のころ修学旅行で買ってきた、
おとうさん、おかあさん、と焼いてあるおちょこの”おとうさん”が無い。
そう、母は父の葬儀後、父の私物を洗いざらい捨てたのです。
片付けの話はさておき、こんな母親との介護生活がスタートしました。
このCJ会も親の面倒を見るお年頃。
ハゲタカ介護物語はまだまだ始まったばかりです・・・つづく