2021年7月19日月曜日

介護物語・・・ハゲタカ

 入院していた母親が帰ってきた。

6年前に父親が亡くなって、一人暮らしになってから悠々自適に

三味線、民謡、カラオケまで人生を謳歌していた母が数年前転んで骨折入院。

この入院から始まった、痴呆・・・

実はこの後、2回の骨折入院。

実家に帰ってきたときにはさらに進んでいた。

姉と二人で覚悟を決めて、お互い協力して介護しよう・・・と

決めてはみたが、幼いころから姉から奴隷のように扱われていた私が

やはり中心となっていた。


そろそろ退院と決まってからは、とにかく片付け。

捨てた捨てた何でも捨ててやった。

帰ってきて何を言われようがとにかく捨てた。

この壮絶なる片付けで分かったこと・・・

父親のものが一つもない。

着るもの、小物、まさかの湯もみ茶碗まで。

酷いのが私が子供のころ修学旅行で買ってきた、

おとうさん、おかあさん、と焼いてあるおちょこの”おとうさん”が無い。

そう、母は父の葬儀後、父の私物を洗いざらい捨てたのです。


片付けの話はさておき、こんな母親との介護生活がスタートしました。

このCJ会も親の面倒を見るお年頃。

ハゲタカ介護物語はまだまだ始まったばかりです・・・つづく