2013年5月20日月曜日

アベノミクスに思うこと       S.UENO

予想以上のペースで、アベノミクス効果で景気が回復しているように感じます。

株価は15,300円台の回復と順調に伸びていますし、このまま消費にも繋がってくれるよう願ってやみません。

ところで、株価の回復と同時に景気を底上げしていると言われる円安ですが、我が社のように輸入を生業としているものにとっては、実は喜ばしい事ばかりではありません。

円安ということは、以前米国で80円で買えていたものが、今は同じものでも100円以上出さないと買えないという事です。

単純にいえば、同じものを同じ値段で売るとすると、利益が20円減ってしまうということです。(もちろん現実はもっと複雑で、そんなに単純ではありませんが…)

商売人は1つの商品だけをただ黙って扱っているだけではありませんから、いろいろな商品に付加価値を付けてリスクを分散したり、仕入れ国を変更してみたり、他の部分で費用を調整してみたり、それこそ血の滲むような努力で競争力を確保しようとします。

それでも、急な気温の変化で人が風邪をひくように、あまりにも急激な環境の変化は経済でもどこかにひずみを産んでしまうかもしれません。

早く経済を回復して欲しいのは皆同じですが、できれば一部の業界だけが割を食うようなことのないように、産業界全体が豊かになれるよう安倍総理には引き続き頑張っていただきたいものです。

国内の景気がもっと良くなって、日本人みんなが元気になって、みんなの給料も上がって、そしてキャルウイングで車を買っていただければ万々歳です\(^o^)/