2016年5月16日月曜日

今どきの営業           MAKOTO


平成28年熊本県熊本地方の地震により被害にあわれた皆様には、心からお見舞い申し上げます。

  

不動産業界に入って早24年。当時の営業スタイルと今どきの営業とでは随分と異なります。インターネットが普及する以前の営業(売買)は売出し現場中心のもの。新聞広告を入れ、電柱に矢印の付いた看板を張り(もちろん違法です)、土日祝日に売出し現場で待機というのが基本でした。平日は物件情報収集、電話掛け、ポスティング、現地販売用備品作成等々が主な業務でした。このころのお客様は、新聞折込か住宅情報誌位しか情報源が有りませんので、不動産会社に問い合わせるか、売出現地に行ってみるしかなかったのです。
 
月日は流れインターネットが台頭してくるとその営業スタイルはがらりと変わります。今の営業マンに求められるものはズバリ、写真撮影能力とコメント力です。お家を買いたいお客様は不動産サイト(suumohomes等)を閲覧します。そのサイトには同じ物件情報が並んでいますのでここで気の利いた写真やコメントが競合他社との差になるのです。より質の良い写真、気の利いたコメント、そして爽やかに微笑んで写っている担当者。「この担当ならちょっと聞いてみようかな」とメールを打ちます。反響メールがお客様から届いてからがまた営業マンの腕の見せ所です。返信用定型文はありますがこれに頼ってはだめで、自分なりの文章を作成しお客様との距離を詰めて行かなくてはなりません。メール・電話のやり取りを繰り返し物件案内して成約へと持っていくのです。ですから今どきの営業マン日常業務は写真撮影・物件情報入力・メール等追客と社内はまるでIT企業の様に朝から晩までPCに向かっていることが多くなります。

 では管理者は何をするか?便利な世の中で「反響管理システム」があります。お客様からの反響はすべてこのシステムに取り込まれ、営業マンの追客状況がリアルタイムで監視できます。電話の内容までは分かりませんがそれ以外のことは大概わかってしまいますので、営業マンもやりにくいことでしょう。管理者である私も社内にいる時はPCとずっとにらめっこです。最近老眼が進んだのはこのシステムのせいであるのは疑いのない所です。