(モスクワの夜景:H君FBより)
厳寒期のゴルフはやらない。いや、やりたくない。夏生まれの私にとっては罰ゲーム以外の何ものでもない。スコアは悪くなるし、気分もめげる。凍ったグリーン、フェアウエイ、氷の張った池どれを取っても気分はブルーだ。唯一、ドライバーの飛距離が伸びる。凍ったフェアウエイに落ちれば跳ねて転がって普段ではあり得ない所までボールを運んでくれる。300ヤードも夢ではない。
先日そんな厳寒の中、メンバーコースの研修会に参加してきた。パター練習をしていると後輩のH君が話かけてきた。
「また、出張になりました。今度はロシアのモスクワに3年間です」
このH君、インスタントラーメン最大手企業に勤めているサラリーマンゴルファーである。2年に一度は海外勤務らしく、アジアはもとより欧州・中東と出張族の極みだ。
寂しくもあるが私の好敵手でもあるので少しホッとしている所もある。過去、彼のおかげでクラブ競技の予選落ちを何度も経験している。あと一人で予選通過という場面で必ずH君が割って入ってくる。私の天敵だ(笑)
「モスクワに3年か。長いし寒そうだね。モスクワの気温は今何度くらい?」
「昨日の天気を見ましたがマイナス25度らしいです」
「-25°!?うわー、凍える!最高気温は?」
「あ、最高が-25°で最低が-35°らしいです」
「マジか・・」
確かマグロを貯蔵している冷凍倉庫がマイナス20度とテレビで見た記憶がある。冷凍倉庫より寒いモスクワ市街地。勿論、ゴルフ場もゴルフ練習場も無いはずだ。3年間ゴルフ環境無し!これで当分、私のクラブライフは安泰そうだ。出張ばんざい!カップ○ードル最高!!