2023年6月18日日曜日

一区切りの時間   SHUJI

 先日久しぶりに同業者の経営者達8人で集まった

コロナ禍に同じ境遇の飲食店経営者に声をかけさせてもらい集まってくれたそのメンバーだ
当時自分がこんなに苦しい最中、みんなは大丈夫だろうか…と
心配になり複数店舗で商いをしているオーナーに声をかけ、集まってくれたメンバーたち
それが縁で所沢市内の飲食店舗80軒が加入した会の発足に至った
その初回の情報交換に来てくれた7人のオーナーに一旦ここで声をかけ今後の話しをした
区切りの飲み会といったところ

当時を振り返ると、たくさんの情報交換や意見交換ができ、おかげでとても心強かったと思える


先日の話しの中には、会の設立はしたが私たちは特別に何かが出来たのか…と反省の声もあった
いやいやあんな最中に無理矢理大変な経営者に押し付けることなく、それなりにやれることはやってきた!という声もあったりして話しは白熱した


同業者とはいえ価値観や考え方が違うメンバーの集まり
でも誰も意見の違う他方を否定することなく、それぞれの意見や考え方を尊重する話し合いができていた


振り返り実際に何をしたのか…その一部を

・コロナ禍真っ只中に飲食店経営者達43社集まり意見交換会
・その意見交換会で出た声を元に80軒加入の団体の設立
・国や県から要望のあった飲食店でのルールを明記した『彩の国 新しい生活様式 安心宣言』の申請と認定
・『所沢の元気を飲食店から』のピクトグラムのポスター作成や『お客様へのお願い』として来店者へ飲食時の注意喚起を記したポスター作成と各店舗への配布
・市の補助金支給で作成した入会店舗の案内ポスターや折り込み広告などの作成や配布
・所沢市へ要望を伝え、結果『換気補助金』として市内各社各店舗で使えた換気や換気に伴う工事などの補助金支給関連の件
・オフィシャルな団体などからオファーがあり、飲食店の現在の立場の話しや実情の説明
・商工会議所へ情報提供し、市内で使えた『お食事券』や飲食店を助けるサポート事業などへの協力
・各店舗やオーナーからの相談や問い合わせ
・地元県議の協力を得て埼玉県へも要望書を提出、県知事より返答もいただけた
・地元代議士を招き意見交換会と訴えの場を設け話し合い
・短期間で変わる国や県などから降りてくる制約や資料の分析や告知及び配布
・地元紙と組み飲食店舗のサポート事業

などなどこれらは一部…あげたらまだたくさん出てはくるが、それでも何もしなかった…という手厳しい意見も飛び交う幼稚ではない集まりになった


何もしなかった…という意見には

本当に苦しんだ飲食店の経営者たちはもっと集まりや飲み会など、今を共有するための時間やきっかけが欲しかったのでは…ということのように聞いてて感じた
コロナ禍ということもあり、必要以上の接点は控える風潮の中、その空気を忖度し過ぎたところもあったのかも…

ホントならこんな時だけど…と声をかけ少人数でも集まり情報交換やお互いの心のケアーをするひと時の時間を作るべきだったのかも知れない


様々な意見や言い分や価値観
見方や視点の角度がみんな違ってとても興味深いメンバー
自社の中ではなかなか声が上がってこない反対の意見や価値観 
だからこそそこに身を置き聞き耳を立てているとハッとする時もある

これもコロナのおかげ⁈なのかも知れない
幸いなことに各社多少の規模の縮小や退店はあったにせよ、こうして集まれて前向きな仕掛けをしていたり、出店や新ビジネスをスタートしてる人達の話しを聞いているのは面白いしとても刺激にもなる

何はともあれ、なんとかコロナを乗り越えての今を、みんなが歩めていることに感謝と安心がある 
もちろんそこには支えていただいたお客様やがんばってくれたスタッフを忘れることはない


みんな大丈夫か⁈から始まった集まり、このおかげで1人悩み苦しむことは少なくて済んだ
人により苦しい思いをさせられることもあるが、人により助けられ奮起するきっかけをもらい楽しくやれることもある

コロナがあったからこそ
飲食店の形は様々に変化し
多分に着いていただろう経営のコレステロールも少しは削ぎ落とすことも出来た 
自分として大きかったのは相談や情報交換ができる同業者の友人ができたこと



転んでもただでは起きない飲食店経営者の底力を感じ得た時間
これからの
リベンジコロナは熱く楽しくなるように踏ん張ろう

『新しい飲食店の形』

楽しんで行こう!