2015年11月23日月曜日

墓を語る2・・・石のハゲタカ

先日10月に父の49日が終わり、
生前の頃はあまり行かなかった実家にも
ちょこちょこ帰るようになり、一人になった母親を見て
まだ亡くなって数ヶ月、こんなにも若返り、元気に過ごす様子を見て
女の強さと、男の切なさを感じる今日この頃、
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

最近の墓事情として、”合同墓”をご存知でしょうか?

他の名称では、”永代供養墓””合祀墓”などと言いますが
一言で言うと、一世帯ではなく他人様でもひとつの墓にみんなで
入りましょ!というお墓です。

理由として・・・

・お墓を受け継ぐ人がいない
・子供にお墓を守る負担をかけたくない
・お墓を立てる費用で悩んでいる

このように考える方々が、合同墓のある寺院、霊園を探す、
ということです。

これが良いか、悪いかはさておき、
実際ものすごい需要があります。

日本経済の低迷が長すぎたこともあるやもしれませんが
確実にお墓も含め、葬祭のあり方が変化していると確信します。

ちなみに最近建ったウチの墓は・・・

正面の文字に「高橋家之墓」ではなく、「先祖代々之墓」。

何せ家族構成が女姉妹3人。男私一人。
結婚はしたが跡継ぎがいない姉妹2人。
さらに父親は男兄弟の末っ子だが、本家に墓守がいなくなり
近くの我が墓に来るかも・・・
あ、私の家内は一人っ子だし・・・

そうです!高橋の墓は”合同墓”になるのです!

このような墓が多くなると墓を作る人がどんどん減ります。
いえ、減っています。

それではウチの家業が困るという話でした。