私のいる政治の世界では、もっぱら選挙モードです。
いよいよ6月22日から参議院選挙がはじまります。今回の参議院選挙、なんといっても法律の改正により18歳から投票ができることが注目されている選挙ですね。
今回から投票できる若い皆さんには、政治に関心をもって、ぜひ投票に行ってもらいたいと思います。
さて、最近仕事で話しをしていると、選挙の投票のしくみについて知らない方が意外と多いなと感じることがあります。
まぁそりゃそうか…とも思いつつ、今回は参議院選挙の投票のしくみについて書こうと思います。
まず投票に行くと、2枚の投票用紙をもらいますよね。
1枚目は、都道府県を選挙区の単位とした「選挙区」、
2枚目は、全国を単位とした「比例代表」、
この2枚をそれぞれ投票するわけですね。
まぁ選挙区のほうは候補者名を書くので、わかりやすいかなと思いますが、
問題は、比例代表のほうです。
比例代表は、「候補者名」か「政党名」を書けるようになってます。
ここが一番ややこしいところです。
参議院選挙は、衆議院選挙と違って、
比例代表の名簿において、あらかじめ順位が決まっていないんです(非拘束名簿式といいます)。
では、どうように当選者を決めるかというと、
ドント方式という、各政党の総得票数をそれぞれ、1、2、3、、、と整数で割り算していきます。
それで得られた答え(得票数)の大きい順に、議席を配分する方式です。
このドント方式で、各政党の議席配分は決まります。
では、配分された議席数のなかで誰を当選者とするかいうと、
「候補者名(個人名)」での投票数が多かった候補者から順に当選していくんですね。
だから、候補者名でも政党名でもどちらを書いても有効ということなんですね。
自分が投じた票がどうカウントさせているかという「しくみ」を知ると
一票の重みがわかり、投票に行く意義がますます強くなりますね。
参議院選挙の投票日は、7月10日です。
皆さん投票に行きましょう。
さて、フランスでは4年に1度のサッカーの祭典、ユーロ2016が開催されています。
私の優勝予想は開催国フランスです。
毎朝、眠い目をこすり各国レベルの高い戦いを観ています。