2017年9月24日日曜日

敬老の日    S.UENO




9月の第3週月曜日は「敬老の日」でした。子ども達が、祖父母(ジージ・バーバ)へ贈り物をする光景は大変微笑ましく、素敵な祝日であると感じます。

ところで、高齢になると、「物の整理」が関心事となるようです。私の実家でも「断捨離」をはじめているようで、立ち寄る度に家が少しずつキレイになっています。

何十年も過ごした家の中を片付けてゆくと、様々な物が出てきます。数多くの物は、家の歴史を証明する長年の堆積物のようです。あるいは戦後日本の発展や豊かさを象徴するような気もしますが、やはり使わない物は、いつまでも取っておくべきではないようです。しまい込まれたタオルは汚れていたり、使わない食器はホコリをかぶっていたり・・・・つい浪費で買ったものの「買ったことすら忘れていた」なんていう物も少なくないかもしれませんね。

今「もったいない」が世界的なブームとなりつつあるようです。私たちの親世代以上だと、物の少ない時代を過ごしたためか「もったいない」の意識は、心の奥深くに刻み込まれています。物を大切に使うことは確かに大切でしょう。しかし、家のスペースが限られている以上、定期的に片付けたほうが部屋は広くなります。結局は精神的にも、気持ち良く過ごせますね。

さて、高齢になると腰が重くなり、部屋の片付けが一層困難になってきます。場合によっては、敬老の日に家族が集まり、ジージ・バーバの家を片付けてあげる。そんなプレゼントも素敵ではないでしょうか。物をあげることも、もちろん喜ばれるかと思いますが、こんなプレゼントの形があっても良さそうです。

いずれにせよ、人生の先輩たちを敬う気持ちが大切。何をあげるかよりも「どのような気持ちを込めるか」が重要ですね。真心を伝える敬老の日。皆さんはどのようにお過ごしになりましたか?