2012年9月24日月曜日

指値          小森

「暑さ寒さも彼岸まで」本当にやっと涼しくなってきましたね。しかし今年の夏は長かった。蜂の巣撤去の出動が今夏だけで4件!通常では有り得ない件数です。猛暑の影響ですかね?
 

今回も不動産ネタで・・

質問:土地の値段ってなにで決まると思います?

路線価・公示価格・固定資産税評価額・相場等々いろいろな要素できまりそうですよね!?ハイ、はずれ!

あなたの言い値・売りたい金額が正解。逆を言えばあなたの買いたい金額です。ブーイングがきそうですねwすいません

では実際不動産会社はどのようにして価格を決めているか。簡易的には周辺の取引事例が重要視されます。事例が少ない・広大・確証が求められる時には不動産鑑定士、鑑定会社に有料でも依頼します。

それでも、実際に相場どがえしに売買されることも多々あります。今年実際に当社で行った事例では、相場一坪あたり60万円の土地(200坪)が75万円で売買されて、なんと相場より三千万円も高くなりました。

まあこの場合は特殊な事情があり買主さんは納得の上でしたがね。また逆もしかり。不動産取引については買主さんがひとりでよい所が他の商品と違うことでしょうか。

 

また、「専任媒介契約」というのをご存じですか?不動産を売却(購入)する際に仲介不動産会社に「あなただけに依頼するのでしっかりお願いしますね」という契約です。

これにもポイントがあります。契約期間は最長で3ケ月。不動産会社から見れば3ケ月しかない!売り切らないと報酬が頂けません。ならば、早期売却のために相場より安めに価

格を設定しようと思うのは当然ですね。ここ注意です。売り急いでいるならば安い価格設定でもしようがありませんが、自分が売りたい価格も言ってみましょう。

普通の不動産会社ならば「基準の価格」「急いで売りたい時の価格」「長期戦での価格」

と最低3通りの価格設定はしてもらえます。

なにはともあれ、自分の意見を聞いてもらえるそんな不動産会社を選びましょう。

投稿者:小森 誠
 
 
 
*記事内容と写真は意味深です!

2012年9月17日月曜日

ブレない心             

 「経営者たるもの、どんな状況におかれてもブレてはいけない!」
 先日、知り合いの方と食事をした時に出た話です。
経営者がブレるとそこで働くスタッフは戸惑いついて来れなくなり、やがて衰退してしまう・・・・

 これは、会社に限らず様々な団体、チーム、組織等にも言える事かもしれません。
このブログを書きながら、その通りだなー なんて思っているのですが、どうやら最近の私は
心がブレブレになっているような気がします。
 
 今月は我社の決算月でもあり、末までに今期の全社員の評価、評定をするのと共に来期以降の経営方針書を作成しなければいけない状況の中、どうも我社におけるビジョンが明確にまとまらない・・ お陰様で業績はまずまず、今こそ社長の強いリーダーシップを発揮して今後のビジョンを示さなくてはいけない時なのに、、、。
 
 歳をかさね、最近では震災に始まり、子供の事、親の老い、お世話になった先輩の死、仲間の死、その他色々な出来事が続き、今後の自分の人生の過ごし方など考える機会が多い時期ではあったのですが、新規事業にも意欲的に取り組んでいるし、着実に前に進んでいるつもりなのに、どうも心が落ち着かない。なんでなんだろう?問題は自分自身の中にあるのはわかっているのだが・・・・

 取り敢えず、自称占い師にでも相談してみるか(笑)
 いや取り急ぎ飲みに行こっと!

                           投稿 S.UENO

2012年9月10日月曜日

陸前高田市一本松    広瀬欣也

 8月9.10日の支援プロジェクト。
 初日に行われたウェルカムパーティーで、小友町の子供たちが歌をプレゼントしてくれました。
 「我は海の子 白波のさわぐいそべの松原に〜」 
 その歌声はとても気持ちよく心に響いてきました。
きっと海の近くで育った子供たちだからこそ、こんなに心に響いてくるのかな?
在りし日の陸前高田市、海岸の松原の情景がくっきりと思い浮かびました。
あらためまして、歌ってくれてありがとうございました。

 さて、その松原で津波に耐えた「奇跡一本松」の記念碑としての保存が決定しました。
以下は、その関連記事を抜粋したものです。

 一本松は高さ約27メートル。いったん倒して幹を五つに輪切りにし、それぞれ芯をくりぬいて防腐処理し、心棒を通す。8月下旬に作業を始め、来年2月末に立て直す。
 
 そして只今、その費用、約1億5千万円をの寄付を募っています。
 フェイスブックの「がんばっぺし陸前高田」http://www.facebook.com/RikuzentakataCity
からも募金できますので、ご興味のある方はぜひ訪問してみてください。

 「がんばっぺし陸前高田」見てるだけで元気が伝わって来ます。


追伸:先日、入間基地で行われた体験搭乗に参加してきました。
   ヘリコプター右側の操縦士のヘルメットには「東北魂」のマークが、、、。
   ますます、自衛隊の皆様に憧れを募らせる一日となりました。
       
                                          投稿者:広瀬欣也
   



2012年9月3日月曜日

東日本復興支援プロジェクト第8弾を終えて。  五十嵐

久しぶりの投稿となります、東日本復興支援プロジェクト第8弾を終えて考えることがあります。
震災直後の昨年末までは、色々な団体等から支援要請があり、お金・物資を支援することが多く
それに賛同もしておりました。今年になり徐々に廻りから話が少なくなってきている状況は感じて
おり廻りの関係者との意思が遠くなっている気持ちになっておりました。

過去に大きな地震を2度関係しており、最初は小学校二年生の時に新潟地震を経験しています。
被害はほとんど無かったのですが、地面が揺れる恐怖を今でも体にしみ込んでいます。
もう一つは、新潟中越沖地震でこれは直接揺れる恐怖といよりは実家が半壊したことで支援
いうより実家の修復といったほうが正しい状況でした。
私の経験より、はるかに比べようのない事実を我々は忘れてはいけないと思います。

今回は、震災の話は一切することなく友好を主体としたお付き合いを考えて接しさせていただき
ましたがどうしても震災の話になってしまったのは仕方ないことです。

マスコミや知人からの話で赤十字や官公庁への支援はどうしても行き先がわからないといことと
渡されるまでの時間がかかり過ぎてしまう行政の仕組みがありますが、直接支援できることの
喜びが多々感じたのも事実です。

今回のことで、所沢という地域がそれぞれの方が忘れないで、子供たちが所沢という地域を友達
に話してもらえれば大成功とプロジェクトだと考えます。

たぶん今日から新学期が始まり、現実と直面して厳しい環境で仕事・勉強の日々をお送りされて
いることと思います、今回の二日間をこれからの人生の少しでも糧になればと祈っています。

投稿:五十嵐俊昭

2012年8月13日月曜日

東日本復興支援プロジェクトVol.8         SHUJI

8月9日・10日で
東日本復興支援プロジェクトvol.8

「陸前高田市小友町野球スポーツ少年団の子ども達を所沢に招こう!」が開催されました。

一泊二日の強行日程でしたが、子ども達は元気な笑顔で過ごしてくれました。


内容は

朝6時に陸前高田市を出発
予定よりだいぶ遅れて所沢に到着しました。

JESTーInn で水着に着替え、今回主催のCJ会と共催の読売所沢グループのメンバー一同と顔合わせ
急いでバスに乗って西武園プールへ
途中、車内で所沢の名物の「焼き団子」と「荒幡コロッケ」に舌鼓
西口の駐車場に着いて
子ども達は西武園ゆうえんちの中を通り、プールへ一目散!
ほんとはもう少しゆっくりプールの時間をとってあげたかったんだけど・・・

宿泊先のホテル観音閣でチェックイン後

一つ目のサプライズ!

西武ドームの中へ入ってグランドへ
人工芝の上で寝転んだり走ったり~
「みんなぁ~後ろを向いて!」の言葉で振り向くと
大きな 電光掲示板 Lビジョンには
チームの名前と自分達の名前が~
「うおぉ~」と喜ぶ子供達をお父さんお母さんが嬉しそうに見ていました。
それをバックに記念写真を撮り、


ウェルカムパーティー会場の 掬水亭に移動

掬水亭ではゆうえんちを見おろすガラス張りのエレベーターがお気に入り
会場に入ると湖やゆうえんちを眺め、スカイツリーを見つけては歓声があがりました。

パーティーではメインテーブルに子供達
父母の方々とこちらのメンバーとで座り交流を
お父さんたちは、かなりお酒が強かった~

所沢市長からも温かいメッセージが届けられていました。
ありがたいことです~

そこに電話が鳴り、二つ目のサプライズ

西武ライオンズの嶋選手・斉藤選手が飛び入り参加してくれました。
子供達のテーブルに座ってくれて質問攻めにあっていました(笑)
嶋選手に温かいメッセージもいただき、良い思い出になったに違いありません。
嶋選手・斉藤選手 ありがとうございました。

余興に入り

マジシャンkeiさんのマジックショーで盛り上がり
子供達は楽しそう~
マジックもひとつ教えてもらい、会場は全員でマジックをしていました(笑)
keiさん・スタッフのみなさん~ありがとうございました。
スタンバイの間、トイレを我慢させててスミマセン!

海外からのビデオメッセージも届きました。
オバマさん・ボルトさん・イチローさん・墨田さん
(どんなメッセージかは、お察しください・・・ジョークです(^-^)/)

続いてのサプライズは

ライオンズのベンチ入り選手全員と渡辺監督と石井コーチの直筆サイン入りオリジナルフラッグと子供達みんなに涌井投手の直筆サイン入りボールのプレゼントがありました。
選手全員からサインをいただきに球場に行ったところ、みんな好意的に気持ちよくしてくれました。ありがとう!
子供達の宝物が増えました!

市民新聞さまからもチームに寄付金がプレゼントされました。

お返しに 子供達からも素敵なプレゼントが~
キャプテンかい君のお礼のあいさつ
陸前高田市立小友小学校の校歌
われは海の子 の合唱
照れながらも一生懸命に歌ってくれました。

聞いている私たちも胸が熱くなりました。
素敵なプレゼントをありがとう!


楽しい時間はあっという間に過ぎ
ご一行はホテル観音閣へ、 メンバーは夜の街へ(笑)


翌日は、

今回、共催の読売所沢グループの方々にナビをしていただき
県立所沢航空発祥記念館へ 行きました。

いろいろな体験コーナーで遊んで館内大型映像館で映画鑑賞
ちょっと涼しい時間も過ごせてホッとひと息
こちらへは所沢商工会議所さまのご協力により、みなさんをお連れ出来ました。
ありがとうございました。

昼食は 所沢とくれば うどん!ということで
地元のたつみさんへ
衆議院議員のしばやま代議士もあいさつに駆けつけてくれて
みんなでの歓迎ムードも盛り上がりました!代議士ありがとうございました。
それから、おいしい手打ちうどんをしっかり食べて、一行は所沢市総合運動場へ

野球場に着くと、子供達はちょっとアウェイな感じ…
荷物を持ってグランドに行くと
今日の練習試合相手チームのオール所沢の子供達がお出迎え
一列にきちんと並び元気に迎えてくれました。
さすがオール所沢チームという感じでした。

練習が始まると笑顔も増えてイキイキとボールを追いかけています。
野球好きなんだなぁ~とこちらも嬉しい感じになりました。

開会式までしていただき、オール所沢チームや所沢市からもプレゼントも~
ただただ感謝です。
みんなでお迎えしよう!という気持ちが伝わって来てました。

主催者を代表し心から御礼を申し上げます。

さらに、こちらのチームの分までスポーツドリンクを用意してくれた、父母のみなさん
ありがとうございました。 温かい気持ち伝わりました!

試合の結果は 0対9 で負けてしまいましたが
きれいな球場でみんなが元気にプレーして良い汗かいて最高の時間でした!

オール所沢チームの子供達、関係者の皆様  本当にご協力ありがとうございました。
良い思い出になったに違いありません。
感謝! 感謝! 感謝です。

急いでシャワーを浴びて一路西武ドームへ

第二球場でのファームの試合観戦には残念ながら間に合いませんでしたが、無理言って室内練習場を見学させていただきました。
選手たちの練習に見入る子供達がかわいかったです。

いよいよ、西武ドームへと移動し試合観戦

今回はライオンズの涌井投手が自腹で全員に招待チケットを出してくれました。
この話しをしたら、すぐに「チケットは任せてください!」と快く申し出てくれたので、甘えさせていただきましたし、何より涌井投手が招待してくれた方が子供達が喜ぶし!
ワク!ありがとう!!!



ドームに着いたら、子供達はジッとしていません。
おやつを買いに行ったり来たり…
こちらは、いつ最後のサプライズのOKが出てもいい様にスタンバイをしたいのに…
でももし、NGになったときに子供達をがっかりさせたく無かったので言い出せずにいたところ、来ました!OKの合図と共に救世主の島田さんが!ありがたい~

島田さんのあとに着いて行くとそこは三塁側のベンチ裏

今回最後のサプライズ

試合前の選手入場のときにグランドの中で選手一人一人とハイタッチができることになりました。
ベンチ裏では次々に選手が!待機中の子供達も少しばかり緊張の表情
ライオンズのお姉さんの誘導でいざグランドへ
国歌斉唱ではガチガチに緊張
ハイタッチの笑顔もどこかぎこちなく~
でも終わって席に戻ると、いつもの笑顔よりちょっと満足気な感じ
途中、お父さんたちにサプライズ~元ライオンズの辻発彦さんが遊びに来てくれました。
みんなとの記念写真も快く! 辻さん ありがとうございました。
ライオンズのラッキー7の7回攻撃前にライオンズブルーの風船を飛ばしたり、お弁当を食べたり、勝利の花火のビジョンを見たり
結局、試合終了まで観戦しました!

お別れのとき

みんなが名残惜しそうにそれぞれと話しをしたり握手をしたり…
一人の子が寄って来て「絶対 陸前高田に来たら家に来てね!」と言ってくれました。

一泊二日の短い時間
慌ただしい移動やイベント
決して ゆっくり休むことはさせてあげられなかったけど

『子供達を笑顔にしよう!』という目標は達成できたのではないかなぁと思っています。

ほんの少しでも
みんなが楽しかった~と思ってもらえていたら幸いです。

ほんの少しでも
夏休みの良い思い出になってくれたら~ありがたいです。

22時に西武ドームを出発し 翌朝9時に無事に着いたと連絡をいただきました。
帰省ラッシュと重なってしまい、長旅お疲れ様でした!


今回のプロジェクト

たくさんの方々の協力無くしては成功出来ませんでした。

この場をお借りして、心から御礼を申し上げます。

本当に本当に本当に、ありがとうございました。


スペシャルサンクス・読売所沢グループ&島田さん&涌井投手&CJメンバー

感謝! 感謝! 感謝!

2012年8月6日月曜日

U17決定!


 
 私事で恐縮ですが、先週の8/3に次男がラグビーでU17日本代表にお蔭様で選ばれました。
千葉県代表から関東代表、東日本代表、全国選抜と3ヶ月間の長い道のりのセレクションでしたが良く頑張ってくれました。
全国で22人のみですが、毎年西日本勢が圧倒的に強く、今年も東日本で6人だけでした。
 
 高校ラグビーはここ10年ぐらいは完全に西高東低です。
8/23~29にかけて韓国でアジア選手権に出場いたします。
私も良く知らなかったのですが、アジアのU17だけで、サッカーやバトミントン、陸上、バレーボール・・・等12種目ぐらいの
競技で各国の親睦も兼ねて大会が行われます。
  
 日本選手団として男女200人ぐらいの全競技の選手団で行きます
試合前に歌う「君が代」は絶対に覚えてこないと怒られるみたいで、昨晩一生懸命練習していました(笑)
 
Y.HORIGOME
 

2012年8月2日木曜日


稽古とは
一よりならい 十をしり
十よりかえる またその一

千利休の句は、稽古事で師範から説かれるものであるが、
これには、人生の道のりとその歩み方が内包しており、
そして「理」をも観取することができる。

利休は、茶人・茶聖とも称せられ、
何も削るものがないところまで無駄を省いて緊張感を作り出すという、
わび茶(草庵の茶)の完成者として知られる。

稽古の「稽」とは、古(いにしへ)を稽(かむがへ)ることである。

(いにしえ)を稽(考える)という意味であり、
昔の教えあるいは根本にある教えを考えることであり、
転じて学問を行なう、技芸の修練をするという意味になった。

武芸の稽古では、主に「型」を学ぶ。
型はその流儀の先人達が考案した理法に基づいて形成された方法・様式であり、
その流儀を特徴づけるものである。
また、稽古は修行という概念にも通じ、技術的向上と共に精神的鍛錬という意味合いも強い。
そのため、武芸は日本における価値観・哲学とも言われ、
一つの物事を通じて生き様や真理の追究を体現することや、自己の精神の修練を行う事ともされる。
「残心」に代表される日本独特の所作や価値観を内包している。

稽古とは、「道」の追求でもある。
武道をはじめ芸道では、「その技を磨く稽古を通じて人格の完成をめざす」といった「道」。

道とは、「首」と「しんにょう(しんにゅう)」からなり立つ。
「首」は人間であり、「しんにょう」は「止る」と「行く」という字の組合せである。

「道」とは人が行きつ戻りつするところであり、
そこから転じ、人が何べんも同じことを反復思考して得た最高至善のものを「道」という。

中国哲学上の用語の一つに、道(どう・タオ・Tao・みち)の思想がある。
人や物が通るべきところであり、宇宙自然の普遍的法則や根元的実在・道徳的規範・美や真実の根元などを広義とするものであり、道家や儒家によって説かれた。

荘子は、「宇宙を支配する原理を道という」と言っている。
南泉禅師は、「平常心是道」と答えている。
老子は、「道とは名付けることのできないものであり、礼や義などを超越した真理」とし、
「天地一切を包含する宇宙自然、万物の終始に関わる道を天道」「人間世界に関わる道を人道」と言った。
孔子は、天道を継承し、詩経・書経で人道についても語り、
「子曰 朝聞道 夕死可矣」「子曰 參乎 吾道一以貫之哉」(論語)といった名句に道義的真理があり、
天地人の「道」を追究した姿勢が伺える。

「人道」とは、人間として守るべき道のことであり、「人の人たる道」とも言われる。

道教における「道」は、神秘思想の上に取り入れられ、道家の概念とは離れたものとされたが、
近年フランス学派の学者達を中心に道家と道教の連続性を認める傾向が多くなってきている。 

仏教の「六道(ろくどう、りくどう)」とは、
迷いあるものが輪廻するという、6種類の迷いある世界のこと。
「悟り」とは、知らなかったことを知ること、気がつくこと、感づくことを言い覚りと書き、
宗教上の悟りは迷妄を去った真理やその取得を言う。

表現はいろいろと異なっても、
「天の命ずるこれを性といい、性に従うこれを道という」という、中庸の表現が明解・適切ではないか。

誰もが一を歩み出し、階梯を登るごとく十へと向かっていく。
それはあらゆるものの成長にとって必要な過程なのだろう。

だが創造的な過程は、
実は「十」から再び「一」に戻るところにあるのではないか。

「創造」とは「破壊」なくしてはありえない。

一は一であるが、けして同じ一ではない。
十から一へと戻る過程で、他には還元不能の特別な一が見出される。

最初の一歩は、取りあえずのものであったり、自覚なきものであったりもする。
十まで辿り、逆を辿り戻った時に、初めて自分の一歩を自覚したり、それがどのようなものであったかがわかる。

十より一へ返るという過程は、やはり壊すことなしにはありえない。
そこには、創造的破壊により新陳代謝が起きている。

道のりとは、道を歩むとは、おそらくそういうことではないか。

A.I