45年ぶりとか観測史上1位だとかソチに分けてあげたい位にこの2月は雪に翻弄されました。被害に遭われた方もいるとのことで胸が痛みます。もう大部分が融けてしまったようですがこの大雪は色々なことを経験させてくれました。危機管理・災害時対応・クレーム処理、不動産会社の一部をちょっとだけ・・実話です。
CASE1 <会社に来れない>
「バスが止まって行けません」「雪で玄関が開きません」「道路の積雪がすごくて車が動けなくなりました」
これは二回目の大雪2/15(土)朝の社員からの連絡です。普通は「まあ大雪だからしょうがない」で済みそうですが、社内には何人か定時に出社してる社員がいます。彼らは
「電車がやばそうだったので1時間早く出ました」
「普段駅まで徒歩15分ですが1時間以上掛かりました」
うーん、この差は・・。玄関が開かないで来れないってどんだけ雪国なんだ?
CASE2 <謝罪に来い!>
経験のない積雪量だったので雪の処理も大変でした。
ある月極駐車場では、
「隣の雪が自分の所のスペースに侵入してきている!」とのクレーム。
もっと酷いのは、
もっと酷いのは、
「隣の車が自分の所に止まっている!至急電話して移動させてくれ!とめられない!」
とかなりご立腹の様子。隣の人に連絡して移動してもらう。その旨告げると
「隣の人は自分の区画にわざと止めた。なぜなら私が一生懸命雪かきをして止められるようにしたから。この状況では雪かきをしないと止められない。隣はわざとやったのでゆるせない!直接謝罪に来るように言ってくれ」
うーん、気持ちは分かるが・・。この隣人たちは二人とも女性です。こわっ!
CASE3 <自分さえ良ければ>
通行路の確保も大変でした。往来の多い店舗前では休日にも関わらず社員総出で雪かきをしている会社さんもありました。こんな時だからこそ皆で力を合わせてとふつうに考えたいのですが・・。
昨年開発分譲された30区画のある建売現場。完売し入居も完了。その一区画だけ貸家で募集中です。お客様ご案内があるので社員が現場に行って見ると。
お隣ご近所からの残雪が胸くらいまで積上げられています。
とてもじゃないですが出入りもできない。敷地内にも雪が放り込まれてました。
あきれた社員が雪を道路に戻していると隣家の窓が開き
「なんで道路に戻すんだ!みんなでせっかく雪かきしたのに!」と。
うーん、この開発現場にこれから住む人は大変なことになりそうだ。
少しくらいの雪ならば風情が有って良いものですが、こんなに降ると人間関係も凍りそうです。