2014年10月6日月曜日

ミャンマー政府が邦銀3行に免許を交付       S.UENO

ニュースでも流れたので、既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、先日の10月1日ミャンマー政府は外国銀行に営業免許を交付したと発表しました。

今回免許が交付されたのは、6カ国の9銀行。
日本の三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の邦銀3行の他、シンガポールのユナイテッド・オーバーシーズ銀行とオーバーシー・チャイニーズ銀行。後の国は各国1行だけで、オーストラリアのオーストラリア・ニュージーランド銀行、バンコクのバンコク銀行、中国の中国工商銀行、マレーシアのメイ銀行です。

ご存知のようにミャンマーは2011年の民主化まで半ば鎖国状態であり、2011年以降も輸入業や金融関係には免許が発行されず自由な経済活動はまだまだ難しい状態です。
商談が進んでも、支払い・回収のリスクや手間が尋常ではなく、これでは随分ビジネスチャンスが逃げているのではないかと思ったものです。

しかしここに来ての免許交付実施。上記の各銀行が数年前から準備室を開設して準備を進めているのは知っていましたから、いつかはこうなることは勿論分かっていましたが、自分がまさにミャンマーでのビジネス拡大をがんばっている最中のこの展開。また追い風が吹いてきた気分です。

報道によると、今回の免許申請は12カ国・地域の25行が免許申請していたようですが、インド、台湾などの銀行はともかく、ミャンマーへの直接投資額第6位で日本の約10倍の額を投資している韓国はなんと1行も選ばれていません。
また、投資額でいえば断トツ1位で日本の44倍以上を直接投資している中国でさえ1行だけで、日本への厚遇ぶりが目立ちます。

これは、日本政府がミャンマーとの関係を重視し債務解消や円借款に努めてきただけでなく、経済特区の造成・開発などを官民一体で進めてきた事への信頼感や評価の現れなのだと思います。
やはり人も国も一緒で、目先の利益だけに捕われず、礼を尽くして真摯に向き合うことがやがて自身の身に帰ってくるのだと、我が意を得た気分です。

各行は15年度の支店開設を目指すとのことですが、とにかく邦銀の支店が開設されれば、ミャンマーでのビジネス環境が格段に改善されることは間違いありません。
私もより一層日本経済のためにがんばる所存です。

ということで、どなたかミャンマービジネスに興味をお持ちの方、是非一緒にミャンマーに行きましょう!表からぐるっと360度じっくりご案内いたします。

そして一緒にアジアビジネスを盛り上げましょう!!