先日の台風9号は、これまで深刻な災害とは無縁と思われた我が地域の人の思いを
一変させるものでした。 ニュースなどの前振りがあまりないようだし、ほとんど警戒していなかったのですが、猛烈に地面を叩きつける雨、なかなか勢いがやまない、なにかいつもと違う気配が忍びよる感じがしていたそのとき、ニュース速報で入間市地域に1時間120mmの大雨!携帯には入間市から避難準備のお知らせが・・・・。お店の周りもいつの間にか川のように水が流れ、初めて見たその光景はまさに想定外!恐怖さえも感じました。
その大雨と強風のなか、少しでも水はけを良くしようと排水口の蓋をずらしたりして、必死に迫り来る水と闘い、あと少しで床上浸水というところで、雨は弱まり、事なきを得たのですが、その後も、増水こそしないものの流れる水の勢いはあまり変わってないようでしたが、ひとまずは安心。
少し車で様子を見に行こうとしたのでバカの始まりでした、武蔵藤沢の踏切の向こう側は今まで見たことのない光景でした。すべての道が深さ30~40センチの洪水状態。が、引き返すのもままならず、その中を猛然と走ったら途中でエンジンが止まってしまい、少しの勢いでなんとか水の上がっていない駐車場で待機、なんとかエンジンがかかったので、途中で止まらないように再び川の中へ!踏切で止まってしまったら大変なことになるので大きい道を迂回してなんとか帰ることができました。あ〜怖かった。
そして帰り道、その日の夕焼けはとびきり綺麗でした。
一夜明け、車に乗ると、なんかエアコンのききが悪い・・・しばらくするとオーバーヒートのランプ点灯!翌日は河口湖でのロケを控えているため何かあったらまずいので、某有名自動車販売GASTECの菊池社長に連絡したところすぐに代車を用意してくれました。翌日はその代車で無事に河口湖へ、その時菊池社長からの電話「欣也さんこの車、水没車ですよ〜、ダメですよ水の中はいっちゃ〜」
トホホな出来事でしたが、これも教訓のひとつとして心に刻むことにしました。
さて、台風10号はどうやら関東には直撃しないようですが、どうか、あまり大きな被害がでないよう祈るばかりです。
そして、今までの異常気象はもう異常気象といえないということになってきているのだと思います。これが正常な気象なのだとそれぞれが自覚して、いつどのような事が起きても冷静に対処できるよう、それぞれが訓練したり、非常時に備えておくことが必須のことと思います。